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寂しさから逃げたい!? うれしいお誘いのはずなのに

遥斗くんが連絡をくれるなんて、ずい分久しぶり。
今ごろどうしたんだろう、と思いながらメールを開いた。
『ほのかちゃん、久しぶり。
仕事が忙しかったんだけど、やっと落ち着きました。
次の週末、スカイツリーに行かない?
もう行っちゃったかな?』

嬉しいお誘いのはずなのに、心が弾まない。
悠平くんと出会う前の私だったら、素直に喜んでいたと思う。
だけど今は――。

悠平くんの部屋にあった、ピンクの傘が頭に浮かんだ。

胸が小さく痛み、また、寂しさに飲み込まれそうになる。
独りの金曜日に焼き鳥とビールで過ごす寂しさは、
どこかぼんやりとした寂しさだったのに。
今のこの寂しさは、キリキリと私の心を締め付けるような、
悲鳴を上げたくなるような苦しみをともなっている。

遥斗くんと、ビールマイスターのいるバーに行ったときは
楽しかった。
スカイツリーに一緒に行ったら、
また、幸せな気持ちになれるかな?
そうしたら、この苦しさは消えてなくなるのかな?

私は、遥斗くんにメールを打った。
『スカイツリー、一緒に行きたい』

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