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どっちが好みだったの? 美人系とふつうのコ系と……

おまかせコースの鶏ワサが目の前におかれた。
食べると中はレアで、新鮮な甘さが口に広がった。
「うまいだろ? ココ、店は汚いけど、味はいいんだ」
よく来ているような口ぶり。
いつもは誰と来ているのかな?

ふと、雅喜の彼女のことを思い出した。
雅喜と付き合っていた私の友人は、ツンとした美人だった。
でも、次に付き合った彼女は、そういうタイプじゃなく、
性格のよさがにじみ出ているコだった。

「ねぇ、雅喜。本当はどっちのタイプが好みだったの?
冷たい美人系の未玖と、性格がいいふつうのコ系の綾ちゃん」
「どっちも好きなところと、好きじゃないところがあったけど。
ただ、顔は見慣れるとどうでもよくなってくるし、
髪とか化粧とかで変えられるだろ。
でも、性格は変えられない。って、つくづく思ったよ」
私は苦笑した。
「なんか、苦労したみたいだねー」
「まあなー」
雅喜も苦笑いをしている。
「いろいろあったって言ってたけど、何があったの?」
「結婚した」

え?
あまりにもあっさり言われたので、
言葉の意味を理解するのに時間がかかった。
「結婚? って雅喜が?」
雅喜はまたもあっさりうなずいた。

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