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女子の出費に理解のある男性は少数!? 結婚後プアを防ぐ方法

花輪 奥さんの出費について「外で働いているわけではないので、おしゃれやブランドものは必要ない」と考える旦那さんも、少なからず存在します。男性が日常的に買うのはせいぜい下着ぐらい。必要があればスーツも買いますが、その程度です。だから、“女性にとって服飾費は必要経費”だと言われても、ピンと来ないんです。

編集部 気まずくならずに、なんとか彼を説得する方法はないものでしょうか。

花輪 彼を説得する作戦をたてるためにも、まず彼が思い描いている結婚生活の理想像を探るところからはじめてみましょう。お酒を飲んでいるときなど、彼がリラックスしているときを見計らって、「結婚したらどんなふうに暮らしたい?」などと質問してみます。

編集部 素直に話してくれるでしょうか……。

花輪 「私はこう思う」など意見は一切伝えず、ひたすら聞き役に徹するのがポイントです。彼の話を否定せず、理想を聞きだし、自分が本当にその希望を叶えられるのかを考えてみるんです。

編集部 想像しているよりも、理想が高いかもしれないし、逆に意外とあれもこれもと要求されているわけではないというケースもありそうです。

花輪 「価値観が合わない」といって離婚する場合、結婚前に価値観のすり合わせができていなかったことも原因のひとつだと思うんです。一方的に彼の理想に合わせるのではなく、自分の理想も考えつつ、歩み寄ることが大切です。

編集部 「将来、子どもにかかるお金」についても教えてください。

花輪 子どもが小さいうちは実はそんなにお金がかからないんです。夫の収入が低くて、かつ妻が専業主婦になっても、意外と平気だったりもします。でも、高校生や大学生になると、そうはいきません。およそ3割ぐらい支出額が変わります。

編集部 3割となると相当な金額ですよね。

花輪 続けられるものなら今の仕事を続けたほうが、実は産休や育休など福利厚生の面でも有利だったというケースはたくさんあります。仕事を辞めるのはホント、最後の手段。のらりくらりとはぐらかしながらでも働き続け、少しずつ説得することをオススメします。

ノリと勢いで寿退社を決めると“結婚後プア”の一因に。長期的な視点から冷静に検討を!

寿退職の場合、出産をきっかけに仕事をやめること以上に、“結婚後プア”のリスクをはらんでいます。結婚後すぐに子どもができるとは限らないし、兄弟が生まれることもあり、「子どもに手がかからなくなったら」が10数年後になってしまうことも。私自身もそうでしたが、20代後半は仕事を辞めたいという衝動にかられやすい時期。ここで大切なのは長期的視点を持つこと。将来必要になるお金と収入のメドをざっくり見積もるところからはじめてみましょう。(花輪陽子)

※この記事は2013年02月26日に公開されたものです

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