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うれしい! 彼が私の好物を覚えていてくれたなんて

「ほんと、久しぶり! どれくらいぶりだっけ?」
ガヤガヤと騒がしい焼き鳥屋で、
雅喜はビールの大ジョッキを片手に言った。
「社会人になってから、バイトOBで飲み会したのが最後だよ」
「うわ、じゃあ3、4年ぶりかぁ」
雅喜は以前より胸の厚みが増したみたい。
すっかりスーツが似合うビジネスマンになっている。

私は雅喜の目にどう写っているんだろう。
大学時代はバイトで動き回っていたから、
今より締まっていたような気がする。
やだな、もし『太ったな』とか思われてたら。

しかも私ったら、雅喜につられて大ジョッキを頼んでしまった。
「なんでビールを見つめてるんだよ?」
「女性らしく、中ジョッキにしておけばよかったかなって」
「何を今さら」と雅喜が笑った。
ああ、昔と同じ笑顔だ。
私が大好きだった、めいっぱいの笑顔――。

「ほのかは、昔からビールと焼き鳥大好きだったよな」
「知ってたっけ?」
「バイトが終わったあとの飲み会で、必ず注文してたろ」
そっか、だから今日、焼き鳥屋を選んでくれたんだ。
そんなことを覚えてくれていたなんて……すごく嬉しい。

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