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これはデート? 少し軽いけど女性として見てくれて

いままでに味わったことのないおいしさのせいか、
おつまみがビールにぴったりなせいか、
いつもより早いピッチでグラスがあいていく。
「このメンチカツ、サクサクでおいしい~!」
「よかった、気に入ってもらえて。
最初のデートはもっとロマンティックな店がいいのかなって、
ちょっと迷ったんだよね」

遥斗くんの口から出た『デート』という単語にドキリとした。
そっか、今日はデートなんだ。
私のこと、ちゃんとそういう対象として見てくれてるんだ。

やっぱり少し軽いというか、口がうまいという気がして、
身構えてしまう自分がいる一方で、
単に素直な人なんじゃないかと、気を許しはじめた自分もいる。
以前は遥斗くんに対して『いいな』と『嫌だな』の
くり返しだったのが、圧倒的に『いいな』が増えているみたい。

ふいに「幸せだなー」とつぶやいてしまった。
「そんなにビールが好きなんだ」と遥斗くんが笑った。

そうじゃない。
ビールやおつまみがおいしいのも幸せだけど、
それだけじゃない。
土曜の夜に独りじゃないって、幸せだなあと思ったんだ。

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