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専門家 漢方

漢方薬の選び方は? 保険は効くの?

日本で独自に発展した伝統医学「漢方」。イマドキの働く女子にとっても強い味方。「漢方って本当に効くの?」「値段が高そう……」「どこで買えるの?」そんな女子のギモンが一気に吹き飛ぶ! お医者さんで処方してもらえる漢方薬のキホンを押さえる連載です。

漢方薬は、「自然界にある植物や鉱物などのうち、薬効を持つ」部分を一定の法則のもと、原則として複数組み合わせて作られた薬です。

何千年という長い年月をかけておこなわれた治療の経験によって、どの生薬を組み合わせるとどんな効果が得られるか、また有害な事象がないかなどが確かめられ、漢方処方として体系化されました。

現代における漢方薬も「自然の恵みを利用して出来ている薬」と言う基本的な部分は変わりません。その一方で、最新技術を駆使した「製剤」として、生薬の持つ薬効を引き出し、かつ服用・保存しやすい状態に加工されたものになっています。

病院で処方される漢方薬の多くは、健康保険が適用される「医療用漢方製剤」で、148処方が厚生労働省に承認されています(2009年9月現在)。

 

生薬とはこういうもの

 

植物の葉・花・つぼみ・茎・枝・根、また菌類、鉱物や昆虫など、長い経験の中で効きめがあるとされた物質を、利用しやすく、保存や運搬にも便利な形に加工したものを「生薬」といいます。それを混合して使用する治療薬が漢方薬です。漢方薬の特徴は生薬の複合効果にあるのです。

 植物といっても、花や果実、種、根、茎、樹皮、葉など、草木によって用いる部分が異なります。

例えば、桃の種を用いた「桃仁(とうにん)」や、葛の根の部分を用いた「葛根(かっこん)」、あの大きくきれいな花を咲かせる芍薬の根の部分を用いた「芍薬(しゃくやく)」などがあります。他にも、「茯苓(ぶくりょう):サルノコシカケ科のマツホド」のように、キノコ類も生薬になっています。

植物性生薬以外では、鉱物では、硫酸カルシウムである「石膏(せっこう)」などがあり、動物に由来するものとしては「牡蛎(ぼれい)」というカキの貝がらなどが生薬として用いられています。