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裏切り行為? デートの翌日、元彼とも会うなんて

「ありがとう。会ってくれないだろうと思ってた。
うれしいよ。来週の日曜日なんてどうかな」
「うん、大丈夫」
「じゃあ、18時にいつものあのカフェで」
圭司とやりとりが終わると大きくため息が出た。
返事を書いたり読んだりしている間だけ、
どこか不思議な空間に吸い込まれたように、
呼吸が乱れてまわりが見えなくなる。
スマートフォンから目をそらすと、
休日の夜の列車に揺られている現実が戻ってきた。

「しっかりしなきゃ。会うって言ったのに、
今からこんなじゃダメじゃない」
もう一度息をつくと左手の中が再び震えた。
「今日はありがとう。とても楽しかった。
よかったらまた来週、映画見に行かない?」
今度は国領さんからのメールだ。
「うん……土曜日でいいかな?」
「いいよ。何か見たい映画ある?」
「お任せする」
今度のメールのやり取りは、
胸にみるみる温かい気持ちが満ちてくる。
心の中で「ありがとう」とつぶやきながら、
同時にひどく後ろめたい気持ちになった。
国領さんとのデートの次の日に圭司とも会うなんて、
どこかで国領さんを裏切っているように感じたのだ。

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