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初デート?


カフェから帰る頃、すでにおもては暗くなっていた。
帰りの電車も真穂たちは一駅で降り、
最後はわたしが残された。
……やっぱり、寂しいな。
真穂と光一さんとのお付き合いは歓迎したいのに、
込み上げてくるのは、苦い気持ちばかり。
わたしはその気持ちを無視しようと、
家に帰るとひとりお風呂ではしゃいでみたり、
バラエティー番組を見て笑い声などたててみた。
でも、ぜんぜんダメ。
……その時、スマートフォンがリンッと鳴った。
慎吾さんからだ。

「今日はご来店、誠にありがとうございました。
いやー、真穂ちゃんと光一さんすっかり仲良しだね」
「うん。光一さんもいっしょにって言われた時、
予想はしてたけど、まさかあれほど仲良しだとは」

なぜか、慎吾さんに敬語は使えなくなっていた。
……今夜は彼に、甘えたい気分なのかも。

「で、今日はあんまり話せなかったから、
今度いっしょに飯、食いにいかない?
勉強がてら、行ってみたいカフェがあるんだ」
「うん、連れて行って」
わたしはためらわずに、そう答えていた。

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