お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

遊びにおいで


「『まだ好きなのかな?』 ってどういうこと?」
慎吾さんの言う意味が、よくわからない。
わたしはまだ圭司を好きで、あきらめきれないから、
こんなに苦しいのに。ちがうのかな。

「要は梨緒ちゃん、単に寂しいだけかもってこと。
もっとステキでやさしい人が現れたら、
きっと、その人との思い出も色褪せちゃうよ」
「え……そんなものかな?」
「そんなもんだよ。梨緒ちゃんも高校時代の彼とか、
もういい思い出になってるでしょ」
「わたしは高校の頃、彼いなかったから……」
「えっ、それはゴメン!」

その時、慎吾さんの焦った様子がおかしくて、
思わずふふっと、声を出して笑ってしまった。
つられて慎吾さんも、はははっと明るく笑う。
そうかもしれない。圭司をまだ好きなんじゃなく、
単にひとりが寂しいだけなのかも。
うん。そう思うと、元気が出る。

「慎吾さん、おかげで元気出てきた。
今夜はありがとう。また連絡するね」
「今度はメールじゃなくて、お店に遊びにきてよ。
梨緒ちゃんのために、腕をふるうから」
「うん、わかった。近いうちに行くね」

お役立ち情報[PR]