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ひとりにしないで-2

正剛は着物で動きが不自由なわたしに手を差し出し、
腰のあたりにも手を添えて、
バーのカウンターから降りるのを手伝ってくれた。
ふたりはそのまま、何となく小指をからめて、
ねっとりと暑い夜の街を歩く。

正剛とは付き合い始めて、8カ月ぐらいかな?
出会いは、友人の可穂の家でのホームパーティ。
医療関係の営業職をしている可穂の彼は顔が広く、
正剛はある中堅医療機器メーカーの御曹司らしい。

 

 

 

 



明るく、話がうまく、遊び好きそうな彼とわたしは、
そこで出会うとすぐに意気投合。
他の参加者を白けさせるほど2人で盛り上がり、
帰りにはわたしの方から「今度ふたりで会わない?」
と、メールアドレスの交換を持ちかけた。
そうして翌週月曜の朝、わたしから正剛にメールした。

「こんないい天気の日に、働きたくないでござる!」
「ワシも働きたくないでござる!」

こんな調子でふざけているうち、
瞬く間に、次の水曜にビアパブに行く話がまとまった。
そしてカウンターで乾杯するとすぐに、
今度は翌々週の土曜に中華街で遊ぶことになった。

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