お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

46話 ときめき


朋美と思い切り本音トークをした翌日、
ため息を押し殺して営業所のドアを開ける。
しばらくすると、臼井さんが出勤してきた。
「おはようございます」
「おはよう!」
紺のスーツも身のこなしも、やっぱりステキだ。
そして次々の他の所員も出社して、
短い朝礼の後はいつも通り、
メールのチェックと電話応対がはじまる。

「はい、××不動産の八坂です」
「あなたが八坂さん? ポストのチラシ見たんだけど、
ウチのマンション、いくらぐらいで売れるか、
一度、見にきてくれないかしら」

「は、はい! 少々お待ちください」
わたしはあわてて、電話を保留にした。
「所長、あの、チラシを見たお客様から、
査定に来てほしいって連絡があったんですけど」
「おい臼井、お前今日、午後空いてるか?」
「はい」
「じゃあ、八坂さんといっしょに査定に行ってくれ。
八坂さんはお客様に、何時頃がいいか聞いて」
「はい!」
わたしは営業活動の始めての反応に、
胸が大きくときめいていた。
八坂美羽(27歳)
中堅の不動産会社の営業事務。明るくやさしい性格だが、押しが弱い。
坂口一生(29歳)
大手アパレル店の店長。明るく元気で頭の回転が早く、よくしゃべるタイプ。
臼井数馬(29歳)
美羽の不動産会社の先輩で営業職。落ち着いてしっかりとした性格。
安藤朋美(27歳)
美羽の友人。明るくさばけていて、行動力がある。美羽の会社の同期。

お役立ち情報[PR]