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42話 女同士


「おはよう! 昨日はメールできなくてごめん。
おれも元気だけど、目先の仕事に追われてる。
中国への転勤の話は、決まっているのは時期だけで、
場所や仕事の内容すらも、伝わってないんだ。
何かわかったら、すぐに知らせるからね」

朝、メールの着信音で目が覚めた。
一生からだった。彼も仕事、たいへんなんだなあ。
しかし……ああもう誰か「正解」を教えてほしい。
一生といっしょに中国で暮らすのが正しいのか、
逆に別れてここで営業職としてがんばるのが正しいのか。

わたしはほとんど無意識に、朋美にメールしていた。
「今日、夜いっしょに食事に行かない?」
すると出勤途中「遅くなっちゃうけどいい?」と返事が。
わたしは「もちろん。待ってるよ☆」と答える。

そうして夜、朋美の営業所近くの居酒屋で、食事をすることに。
わたしは一生からのプロポーズのだいたいの流れを話した。
「中国での生活って想像もつかなくて怖いし、
でもせっかくプロポーズされたのに一生と別れるのもヤだし、
なのに所長には営業職になるって言っちゃったし。
もう、どっちを選ぶのが正しいのか、ぜんぜん分からない!」

すると朋美は眉ひとつ動かさず、きっぱりと言った。
「わたしだったら、中国に行く」
八坂美羽(27歳)
中堅の不動産会社の営業事務。明るくやさしい性格だが、押しが弱い。
坂口一生(29歳)
大手アパレル店の店長。明るく元気で頭の回転が早く、よくしゃべるタイプ。
臼井数馬(29歳)
美羽の不動産会社の先輩で営業職。落ち着いてしっかりとした性格。
安藤朋美(27歳)
美羽の友人。明るくさばけていて、行動力がある。美羽の会社の同期。

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