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11話 恋人への相談


そして翌週の水曜日、一生の家にでかけた。
デパ地下で買った「カフェ飯セット」を食べながら、
「不動産の賃貸か売買の営業職につく話」を相談する。

「うん、話はわかった。で、美羽自身はどうしたいの?」
「あ、それは、ぜんぜん考えてなかった」
「えっ! それが一番大切なことじゃないの?」
一生は食後のお茶を飲みながら、クスクス笑った。

「本音を言えば、このまま事務職を続けたいんだ」
「じゃあ、そうすれば。賃貸にしろ売買にしろ、
営業職って、中途半端な気持ちじゃできないでしょ」

「たしかに。でも事務職のままでいたくても、
年齢的に、おそらくもう無理なんだ」
「とすると、転職も視野にいれた方がいいかも」

うん。たしかに一生の言うことは正論だ。
でもあくまで事務職にこだわっての転職となると、
もう正社員はむずかしいかも。
それでも……将来、一生と結婚するなら、
正社員にこだわらなくてもいいかな、とも考える。

わたしたちの未来に「結婚」の予定はある?
あるとしたら、それはいつ?
本当はそこを聞きたいんだけれど……むずかしいな。
八坂美羽(27歳)
中堅の不動産会社の営業事務。明るくやさしい性格だが、押しが弱い。
坂口一生(29歳)
大手アパレル店の店長。明るく元気で頭の回転が早く、よくしゃべるタイプ。
臼井数馬(29歳)
美羽の不動産会社の先輩で営業職。落ち着いてしっかりとした性格。
安藤朋美(27歳)
美羽の友人。明るくさばけていて、行動力がある。美羽の会社の同期。

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