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3話 学生時代のふたりは


一生は大学時代、アウトドアサークルで一緒だった、
2つ年上の先輩だ。

見た目はそれほどいいわけではないけれど、
キャンプの計画や、テントの設営なんかも、
自分からどんどん意見を出したり、動いたりする、
頼もしさやポジティブさのある人だった。

話も面白くて、その場にいる人のテンションを、
ぐんぐん上げてくれる人で、
その頃の彼はサークルでも、華のある存在だった。
わたし的には、ただのいい先輩止まりだったけれど。

ただ彼がOBになって、初めてサークルに寄った時、
ちょっといいな、と思ってしまった。
アパレル企業に就職しただけあって、
服の着こなしもぐんとよくなって、
背筋もシャキッと伸びて、かなりいい感じに。
それからどちらともなく接近して、交際が始まった。

ああ。以前はふたりとも仕事の合間を縫って、
仕事が終わった後や休みの日にともかく会って、
ライブにも映画にも、ちょっとした旅行も行ったのに。

今の一生は、いつも疲れていてすぐ寝ちゃう。
何だか中年のオジサンみたい。つまらないなあ。
八坂美羽(27歳)
中堅の不動産会社の営業事務。明るくやさしい性格だが、押しが弱い。
坂口一生(29歳)
大手アパレル店の店長。明るく元気で頭の回転が早く、よくしゃべるタイプ。
臼井数馬(29歳)
美羽の不動産会社の先輩で営業職。落ち着いてしっかりとした性格。
安藤朋美(27歳)
美羽の友人。明るくさばけていて、行動力がある。美羽の会社の同期。

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