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みんなの恋人-11

そうして朝帰りを親にチクチクと皮肉られながら、
顔だけ洗って仮眠をとり、起きて12時。
ふと携帯をみると、和幸からメールが来ている。
土曜の忙しい時間帯なのに、なぜメール?
と思いながら携帯を開けると、
驚くような文章が目に飛び込んできた。

「朝まで男の子とカラオケしてたんだって?」
うそ。
わたしは携帯を持ったまま、ポカンと開けた口を、
閉じることができないでいた。
でも、わたしは開き直って「いきなりどうしたの?」
と返事を出す。
「ウチの非番の社員で、たまたま杏子といっしょの、
カラオケBOXを使っていた人がいて、見たんだって」

ああ。普段だったら絶対にやらないことを、
たった1回だけなのに。
わたしはそこで観念して本当のことを言おうと思った。
「ちょっと遊んじゃった。別にカラオケだけだけどね」

その後、15分ぐらい返事がなかったのは、
彼が仕事中で忙しかったから? それとも怒ってたから?
「今度、ちょっと話そう」
ああ、10年近く、努力を重ねてなんとか続けてきた
和幸との関係も、もうこれで終わりかもしれないな……。

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