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27歳の初恋-11

「ありがとうございます」
八角さん、いい人だな。すごく普通にいい人だ。

わたしたちは、ほんの少しのビールと、
おいしい野菜がふんだんに使われた料理を食べ、
来週、八角さんが前に作った器が焼きあがるので、
それを見せてもらう約束をして、笑顔で別れた。

八角さんは今まで出会った、どんな男性より、
一緒にいたいと思える人だ。
というか、これまで近づいてきた人たちが、
あまりにひどすぎたのかも。

どの人も「きれいだね」とは言うけれど、
半月もすると「そんな人だとは思わなかった」と首を傾げ始め、
結局付き合うにはいたらなかった。

それどころか国立の女子大出と聞いただけで、
敬遠する男性も……いや、もう思い出すのはやめよう。

今度また八角さんに会える。今はそれだけでいい。
別に付き合わなくてもかまわない。
友人のままなら、ずっと一緒にいられるだろうし。

担当の派遣さんの紹介なのが気になるけれど、
それはわたしがえこひいきしないことで乗り切ろう。

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