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27歳の初恋-10

わたしが参加する陶芸の体験教室を、
どうやら八角さんも見学するという……はずかしい。

体験でも電動ろくろが使えるその教室は、
文句なしに面白かった。でも土は少し力を入れると、
たちまち形を変える……うーん、上手くいかない。

「ここ、ここでね、キープするといいんです」
見かねた八角さんが、わたしの手に指を添える。

八角さんの指は、強くてきれい。
やだ、胸がドキドキする。

でもおかげで、お茶碗になりかけた器が、
何とか湯飲みのままでいてくれた。
そして帰りに食事に誘われた。
和ダンスや古い日本の家具がモダンに配置された、
ステキなカフェだった。

「これ教室の前に渡せばよかったんですが。
陶芸は手荒れがすごいです。できればすぐ使ってください」

そういって渡されたのは、一瓶のクリームだった。
それは美容師さんが使う強力保護クリームだという。
さっそく使わせてもらうと、
信じられないほどクリームの伸びがよかった。

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