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27歳の初恋-7

「そうですね。実はぼく趣味で陶芸やってるんです。
もしかして、興味とかあります?」

伊藤さんと賢一さんが瞳だけをきょろっと動かし、
おたがいを見つめた。
「それ言っちゃうのはまだ早い」という雰囲気。

でもわたしは、この人がどんなものを作るのか、
ちょっと覗いてみたい気がした。

「陶芸……正直、馴染みがないんですけど、
今聞いて、少し見てみたくなりました」

こうしてわたしは、八角さんの通う陶芸教室を、
ちょっと見学させてもらうことになった。

ただ、あれから伊藤さんに
「陶芸って、映画のゴーストに、
ステキなシーンありましたよね」
といわれ、少し恥ずかしく会いづらくもある。

それに担当する派遣さんの紹介で男性に会う、
そのこと自体にも、まだかなり抵抗がある。
でも八角さんは純粋にいい人なので、
ただ知り合いになりたい、それだけだ。

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