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27歳の初恋-2

「ごめんなさいね。実はわたし今まで一度も、
男の人とお付き合いしたことってなくて。
残業が困るとかってこと、ぜんぜん気がつかなくって」

「えーっ、野沢さんそんなにキレイないのに、
今まで男の人とお付き合いしたことないんですか!」
そう言いながら伊藤さんは椅子から軽く腰を浮かせて、
こちらへグイっと顔を近づけてきた。

「わたしはほら、伊藤さんみたいに女性らしさというか、
色気みたいなものがないから、ぜんぜんモテないんです」

 

 

 

 


「そんなことないですよ、野沢さん……イイ感じです」

やっぱりこの話題には、食い付きがいいコが多いな。
つかみはOK。では今の派遣先を続ける話をもう少し……。

「じゃあ野沢さん、すっごくステキな男性がいるんで、
ぜひ紹介させていただきたいんですけど!」

「でもわたしたちお仕事の関係だから、そういうのは……」
「あ、わたしそういうの、ぜんぜん気にしませんから」

伊藤さんは、カフェに入ってきた時の仏頂面が嘘のように、
瞳をキラキラさせて、顔いっぱいに笑顔をたたえている。

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