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サンタよりステキなあなたと-10

わたしはゴクリ、とツバを飲み込んだ。
香川くんと、サーファー仲間のクリスマスパーティか。
運命が動き始めているんだ。流れに乗らなきゃ。

「え、じゃあ、ちょっとお邪魔しちゃおうかな?」
「やった。チケットは奢りますから、ぜひ来てください」

その日の夜、布団に入ってから慎一にそっと告げてみた。

「ねえ。23日、会社のコから誘われたんだけど、
クリスマスパーティに行って来てもいい?」

すると彼は眠そうな声で「んー、いいよ」と、
いつも通りのやさしい返事をくれた。

すぐに聞こえてきた彼の寝息に……
別にウソはついていない、と思いながらも、
心はやましい気持ちでいっぱいになった。
でもごめん。わたしどうしても行きたいの。

そして23日、わたしは慎一に内緒で買った服で、
香川くんに誘われた、クリスマスパーティに出かけた。

表通りから一歩裏道に入ったところにある、
いかにもサーファーが集まりそうな、
南国テイストのカフェに、気持ちが高ぶる。

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