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サンタよりステキなあなたと-6

落ち着け、落ち着くんだ。そう自分に言い聞かせても、
一度胸がときめき始めると、勝手な妄想が止まらない。
早朝、車で海へ向かうわたしと香川くん。
きらめく太陽と、潮風と、体を包む波の感触。

そして、ランチを終えてフロアに戻る時、
エレベーターでリアルに体が密着しそうになると
……ダメ。これ以上妄想したら、業務に支障が出ちゃう。

そんな気持ちで過ごした翌週末、わたしは会社帰りに、
ひさしぶりにメイク専門誌を買うと、そこでオススメの、
クリスマスコフレもさらに購入して帰宅した。

慎一は基本、わたしの行動に何も言わないが、
無駄遣いだけにはきびしい。
……よしよし、まだ帰ってないな。
わたしは急いでコフレの包装紙をゴミ箱に捨てると、
すばやくメイクボックスの引き出しにしまい、
まるで前からあるもののように装った。

そうしていつもの週末と同じように、
帰ってきた彼と食事をして、お風呂に入り、
なにやら夢中でパソコンに向かう慎一を尻目に、
新たなメイクの研究にいそしんだ。

当然この行動の裏には、香川くんの存在がある。

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