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サンタよりステキなあなたと-2

食卓には、眠気覚ましのカフェオレと、
アンチョビ入りのマヨネーズソースのかかったサラダ、
スクランブルエッグにソーセージとパンケーキが揃った。
「いただきます」
半分目の開かない慎一は、それでも器用に、
パンケーキの上にサラダとソーセージと卵を乗せ、
ナイフとフォークでくるくると巻いて口に運んでいる。

がっちりした体型なのに手先が器用で物の扱いが丁寧な、
彼を見ているととても不思議な気分になる。

「パジャマの襟、だいぶ伸びちゃったね。
午後から駅前へ出て、新しいの買いに行こうよ」

慎一の頭からかぶって着るタイプのパジャマは、
同棲を始める時、ふたりで量販店で買い揃えたものだ。
3年たつと、パジャマの襟も伸びる。
「いいよー。まだ着れるんだから」
「ダメ。だらしない格好見せられるとテンション下がる」
「いいだろー、休みの日ぐらいテンション低くても。
まだ着られるのに新しいの買うのは、無駄遣い」

そういって慎一は、わたしのうしろにある、
窓の外に目をやったらしい。とてもまぶしそうだ。
言い出したら聞かないヤツなので、わたしはあきらめた。

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