お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

恋の思い出、片づけます-8

「おたがいの職場から、
だいたい中間ぐらいの距離がいいよね」

翌週の日曜日、悟は2人で住む部屋の候補を
いくつも挙げてきてくれた。

「あ、意外と家賃高くないね。
ひとりで住むより、2人で住んだ方が経済的だわ」

「え、ぼく家賃は、安くないと思うけど……」
そこでパチンと、顔を上げた2人の目が合う。

「あのさ、思い切って聞くけど、月収いくら?」
「……手取りで26万かな。由美子は?」
「わたしは28万だけど……」
ここで冷たい沈黙が流れた。
「でもほらボーナスは、そんなにもらってないから」 
しかしその後、ボーナスもこちらが多いことが判る。

「なんかさ……養ってもらうみたいで気がひける」
「そんなことないよ。家賃だけじゃなく、
食費も水道光熱費も全部、折半だもん。平等だよ」

「あ、そっか。家賃の他にも、お金かかるんだ。
そうしたら使える金……今よりかなり減っちゃうね」
「えっ、悟、何にそんなにお金使ってるの!?」

お役立ち情報[PR]