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恋の思い出、片づけます-7


「ねえ、いっそ一緒に暮らしてみない?」

わたしは、最後の提案をしてみた。
でも本当は悟と住むのは、気が進まない。

だって、ただでなくても連日仕事でヘトヘトなのに、
実家住まいで、いかにも家事などやらなそうな
この男と暮らしたら、空中分解するのは目に見えている。

それでも、できることはすべてしてから。
別れるのは、それからでも遅くはないはずだった。

「それはいいね!
何で今まで、気がつかなかったんだろう。
2人で住めば、ずっと一緒にいられるよ。
ねえ、どこに住もうか?
由美子の部屋だと、2人はちょっと狭いよね」

悟はひとり、ウキウキと言葉を重ねている。

わたしは「大丈夫かなあ」と先を危ぶみながらも、
やっぱりとても、うれしかった。

悟がこんなにも一緒に暮らすのを楽しみにしてる
ってことは、イコール愛されているってことだもの。
でもその甘い気持ちも、長くは続かなかった。

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