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恋の思い出、片づけます-3

はがきを見ていると、思い出したくない過去が、
つぎつぎと頭に浮かんでくる。
悟との関係がおかしくなり出したのは、
ちょうどリーマンショックが騒がれ出した頃だった。

とはいっても、当時まだIT業界は景気がよく、
自分の所属しているwebマーケティング部は、
会社でも特に忙しい部署だったし、
どこの顧客も女性客の取り込みに熱心だったから、
わたしは日々熱心に働き、高い評価ももらえていた。

ただプライベートの時間は少なくなる一方。
「ごめん! 急に顧客との打ち合わせが入って」
金曜日の17時すぎにもなって、
こんなメールを悟に何回送ったことか。

 

 

 

 


地方公務員でわりに時間に融通のきく悟も、
最初のうちは「わかった」「仕方ないよね」と、
聞き分けがよかったんだけど。

次第に「いい加減にしろよ」とか
「もう別れよう」とか、
散々な返事をよこすようになっていった。

まあ逆の立場だったら、わたしも怒るけど。

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