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28話 違う見方をすると


「体を鍛える、経済に関心を持つ。
浩之さんと付き合うことで、私も成長できる気がする。
年上の彼と付き合うと、こういういい点があるんだね」
叶絵とランチを食べながら、私は言った。

浩之さんと付き合い出してから、
叶絵とのランチがますます楽しみになった。
浩之さんがこう言った、こんなメールをくれた、
言葉にすると喜びが倍になるみたい。

だけど叶絵は首をかしげた。
「でもさー、楽しい旅行の最後に、二の腕の話なんかしないで
ほしくない? 大人ならそれくらい配慮してくれてもいいのに」
「だって、本当のことだから」
「それにソブリン債なんて、知らない人のほうが多いと思うよ。
たまたま知ってたからって、その上から目線はどうなのよ?」

どうも叶絵は、浩之さんのことを気に入らないみたいだ。
私がおのろけを言い過ぎたせいかな?

叶絵は今、デートしている3人の男性とうまくいっていないらしい。
「会いたいって気持ちになれないんだよね。
デートの前は、会うのが面倒な気持ちになるの」
私は思っていたことを口にした。
「叶絵、結婚を意識しすぎて、減点法で男性を見ていない?
それじゃ会うのが楽しくないのも当然だと思う。
もっと、相手のいいところを探してあげたら?」
天野詩織(29歳)
繊維メーカーの事務職。恋愛に臆病でなかなか一歩を踏み出せない。
堤 浩之(36歳)
営業職。詩織が社内で見かけ、ひと目惚れした相手。
竹下陽向(27歳)
取引先のアパレルメーカーに勤務している。自然に話せて、安らげる相手。
本田叶絵(29歳)
詩織の同僚。明るく活発なタイプで、詩織の背中を押そうとしてくれる。

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