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恋人になりたくて-7

「え、高山先生、他校へ転任になるんですか?」

さっきまでの酔いが、いっぺんに醒めた。
もう畑中先生の愚痴なんて、どうでもいい。
高山先生がいなくなるかもしれない、
その事実の方が、わたしには何万倍も重い。

「うん。実はあれから契約更新の件で事務長に怒られて
……その直前、部屋に入る前に電話してるのが聞こえたんだ。
もっと実践受験クラスが盛んな学校へ、転任してもらうって」
「なるほど……」
嘘偽りのない、しっかりしたニュースソースだ。
だとすれば高山先生は、当人の事情がない限り、
ウチの会社の他の学校へ転任になるだろう。

寂しい。自分でもびっくりするほど寂しくなった。
いったいどうしたらいいんだろう。

そうだ。高山先生が他校に転任になるまでに、
何とかあと一歩、彼に接近したい。
本音をいえば付き合いたいと心から思う。

だけど、そのためにはいったいどうすればいいのか。
何をすれば先生にお近づきになれるのか、見当もつかない。
わたしって……なんて女子力が低いんだろう。

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