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59話 自分でつかむ未来


「そうか海棠さん、決心してくれたか。ありがとう。
部長もとても喜んでいてね。ぼくもうれしいよ」

「こちらこそ営業職に抜擢のお話を、
本当にありがとうございます。自分に勤まるか、
少し自信がないのですが、精一杯がんばります」

結局わたしは、大島課長から持ちかけられた、
来年度から営業職に移る話を受けることにした。

「大丈夫、今のうちから少しずつ営業と同行して、
顧客を回る機会を作っていくからね。
今の仕事も忙しいと思うけれど、がんばってついてきて」
「はい、こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」

本当いうと、営業職に移るのは怖いし、
少しどころか、大いに自信はない。

でももし透との人生を歩むなら、
これからを考えて、営業職に変わる必要があるし、
万一、立花さんと人生を共にすることになったら、
営業職につけるくらいのスキルがないと、
一緒の人生を歩めない……そんな気がする。

それにもう、不安におびえて悩んでばかりはイヤ。
自分で選べる未来があるなら、自分の手で選びたい。
海棠瑞希(27)
オフィス家具メーカーの営業事務職。趣味はフラワーアレンジメント。
山野 透(29)
大手商社のシステム部に勤務。上司が起業した会社に転職を決意。
立花貴史(31)
医療器具販売会社の経営陣。かなりの美形。
白石由美(25)
瑞希の後輩で同じ会社の営業事務職。
赤羽美也子(27)
フラワーアレンジメントの教室で知り合った友人。
大島洋幸(38)
瑞希の課の上司。瑞希の働きぶりを頼もしく思っている。
山野美代子(56)
透の母。今回の透の起業は寝耳に水で非常にうろたえている。

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