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54話 本当に大丈夫?


こういう時は思い切りが大事とばかり、
立花さんへのお別れのメールは、
エイッと気合を入れて送った。
いいんだ、これでいいんだ。
元々わたしは、透との未来を考えていたんだし、
彼も自分のキャリアを大事にして、将来を決めた。
わたしはそれに、答えなければ。

でもメール発信後、
ぞくぞくするような不安感が、背中を駆け上がった。
わたしは、立花さんなしで大丈夫かしら?

もしかすると、透との関係を軌道修正できたのも、
立花さんと会い、気持ちの安定や、
女性としての自信を取り戻せたからでは?
これから透とだけ付き合って、
落ち着いた気持ちで暮らしていけるのかしら?
自分自身の不安に負けないでいられる?

それより、取引先とのお付き合いを断って、
仕事に支障が出たりは……しないのかな?
そう思った途端、着信があった。立花さんだ。
直接、電話をかけてきたみたい。
どうしよう。
いきなり「会えない」なんてメールして、
立花さん、きっと怒ってる。
海棠瑞希(27)
オフィス家具メーカーの営業事務職。趣味はフラワーアレンジメント。
山野 透(29)
大手商社のシステム部に勤務。上司が起業した会社に転職を決意。
立花貴史(31)
医療器具販売会社の経営陣。かなりの美形。
白石由美(25)
瑞希の後輩で同じ会社の営業事務職。
赤羽美也子(27)
フラワーアレンジメントの教室で知り合った友人。
大島洋幸(38)
瑞希の課の上司。瑞希の働きぶりを頼もしく思っている。
山野美代子(56)
透の母。今回の透の起業は寝耳に水で非常にうろたえている。

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