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39話 終わったっていいじゃない


月曜日。いよいよ透とは終わりなのかと思うと、
気持ちがふさいだ。立花さんからは、
3日に1度はメールがあるのに、透からはない。
もう、彼と会うこともないのかもしれないな。
そう考えると、体までがどんよりと重くなる。

「終わったって、別にいいじゃない。
それより立花さんとの仲を発展させた方が、
ずっと未来が明るくなるかもよ」
水曜日、フラワーアレンジメント教室で、
美也子はケラケラと笑いながらそう言った。

「自分でもそう思うんだけど、
気持ちはなかなか、晴れないんだよね」
その日いけたのは、小さなひまわり。
白のガーベラとあわせて、ハツラツとしたイメージにした。

「まあね。恋人が変わるといろいろなものが変わるじゃない?
服の好みも、見るTV番組も、趣味も、
全てじゃなくても、それなりに。それは確かに寂しいかも」

美也子の言う通り……。
わたしは透だけでなく、透が好きなものも、好きかもしれない。
よくも悪くも彼とは、一心同体だったんだな……。
そして翌日の木曜日、立花さんから誘いのメールがきた。
海棠瑞希(27)
オフィス家具メーカーの営業事務職。趣味はフラワーアレンジメント。
山野 透(29)
大手商社のシステム部に勤務。上司が起業した会社に転職を決意。
立花貴史(31)
医療器具販売会社の経営陣。かなりの美形。
白石由美(25)
瑞希の後輩で同じ会社の営業事務職。
赤羽美也子(27)
フラワーアレンジメントの教室で知り合った友人。
大島洋幸(38)
瑞希の課の上司。瑞希の働きぶりを頼もしく思っている。
山野美代子(56)
透の母。今回の透の起業は寝耳に水で非常にうろたえている。

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