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7話 ぜんぜん大丈夫


「海棠さん、クレーム処理って怖くありません?」
立花商事からの電話を隣で聞いていた白石さんがいう。
2歳年下で25歳の白石さんは、
笑うとぷくぷくの頬にえくぼが浮かんで、
とてもかわいらしい。
大学時代からの彼と、今も仲良しなのだそうだ。

「怖いけど、放っておくと悪化するだけだから。
最初に処理を誤らなければ、ぜんぜん大丈夫かな?」
「なるほど、海棠さんってタフですね。
わたしも、見習います」

とはいうもののクレーム対応は、やはり怖い。
たまに電話で怒鳴られたりすると、
しんどいなあ、とめげたりする。
だけど営業事務のわたしや白石さんは、
直接会うわけでもないので、まだしも気楽だけれど。

そうして翌日、立花商事からのクレームの件は、
担当者の三峰さんのミスが原因と判明した。
週末に、課長と三峰さんとで謝りに行くらしい。

「それで、海棠さんも一緒に来てくれない?
先方、電話に出た女性社員の方もって言ってるんだ」

えっ! わたし何か……マズいこと言ったかな?
海棠瑞希(27)
オフィス家具メーカーの営業事務職。趣味はフラワーアレンジメント。
山野 透(29)
大手商社のシステム部に勤務。上司が起業した会社に転職を決意。
立花貴史(31)
医療器具販売会社の経営陣。かなりの美形。
白石由美(25)
瑞希の後輩で同じ会社の営業事務職。
赤羽美也子(27)
フラワーアレンジメントの教室で知り合った友人。
大島洋幸(38)
瑞希の課の上司。瑞希の働きぶりを頼もしく思っている。
山野美代子(56)
透の母。今回の透の起業は寝耳に水で非常にうろたえている。

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