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6話 クレーム対応


月曜日、透の転職で揺れる心を抑えて、
いつも通り普通に出社した。
打ち合わせを終えて席につくと、すぐに電話が鳴る。
朝一番で鳴る電話は、注文かクレームの場合が多い。
どちらにしろ顧客は急いでいる。
怖いな、と思いながらも反射的に電話をとる。

「おはようございます。オフィス家具のアサクラ……」
「立花商事の立花です。
先週の月曜に会議卓の小を5セット頼んだんだけど、
土曜に届いたのは3セット。伝票も3」

来た、クレームだ。
先方は早口で、わたしの言葉が終わらないうち、
用件を話し出した。とても緊張した。
「至急確認します」といって電話を切る。

伝票を見ると、普通はパソコン入力なのに、
なぜか手書きで注文数の5と3が判明しづらい。
即、担当者の三峰さんと課長に連絡し、
立花商事に連絡するようお願いした。

さっきの立花さんという人、あの話し方だと、
かなり仕事のできる人だと思う。
でもそういう人ほど気が短い場合が多いから。
この件、こじれないといいなあ。
海棠瑞希(27)
オフィス家具メーカーの営業事務職。趣味はフラワーアレンジメント。
山野 透(29)
大手商社のシステム部に勤務。上司が起業した会社に転職を決意。
立花貴史(31)
医療器具販売会社の経営陣。かなりの美形。
白石由美(25)
瑞希の後輩で同じ会社の営業事務職。
赤羽美也子(27)
フラワーアレンジメントの教室で知り合った友人。
大島洋幸(38)
瑞希の課の上司。瑞希の働きぶりを頼もしく思っている。
山野美代子(56)
透の母。今回の透の起業は寝耳に水で非常にうろたえている。

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