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震災時、緊急時に。覚えておきたい救命救急法 ~止血編~

3月11日、突如東日本を襲った大きな地震。未だ大きな不安や悲しみが日本列島を包んでいます。突如降りかかる災害時に、被災者の数をひとりでも減らすためにできること。そのひとつが、救命救急法を身につけておくことです。


「ケガをした人がいる!」そんなときには専門家の判断が一番だけれど、救急隊が到着するまでの時間に少しでも早く適切な処置をとることで、ケガをした人のその後が大きく変わることも。看護師として働いた経験のある筆者が、一般の人でも行うことが可能な応急処置について、2回にわたって紹介します。第1回目は、切り傷などによる出血を止める止血法についてです。






【止血の必要性】
一般的に、体内の血液の20%を失うと呼吸不全などのショック症状が現れ、30%を失うと生命の危険があると言われています。大出血を起こしている傷病者は数分で死に至ることも。そのため、出血が多い場合ほど止血を急ぐ必要があります。状況が許す場合であれば止血を行うとともに、傷口を心臓より高い位置に保持するようにしましょう。


【直接圧迫止血法】
基本の止血法です。出血の約95パーセントは直接圧迫止血法で止血できると言われています。


■清潔なガーゼか布を傷口に当てて手で押さえる

・傷口を、手で強く圧迫して止血する。それでも止血できないときは、両手で体重をかけて圧迫をして止血する。
・必要に応じて圧迫したまま包帯やタオルなどで強く巻き、傷口を心臓より高く上げる。


滴る程度の出血であれば、長くとも30分ほど圧迫していれば止血できることが多いと言われています。止血するまでは、圧迫を緩めないようにしましょう。ガーゼやタオルが近くになかったら、近くにいる人が着ているネクタイや洋服などで代用を試みることも大切なことだと思います。


傷口に物が刺さっている場合は、抜いてはいけません。刺さった物が栓の代わりをしていることもあり、抜いた途端に傷口から大量の血液が噴き出してしまう可能性があるからです。そのまままわりをタオルなどで巻いて固定し、刺さっているものが抜けないようにして、救急隊の到着を待ちましょう。


大量出血の場合、患者をあお向けに寝かせて両足を持ち上げれば、脳への血流の減少を食い止め、多量出血によるショック状態を防止する効果があります。災害時には難しい場合もあるかもしれませんが、直接圧迫の際、感染防止のため、ビニール袋をかぶせたりゴムの手袋を着用するなどして、血液に直接触れないようにすることが望ましいとされています。


一人ひとりの知識や勇気が、イザというときにかけがえのない命を救うことにつながります。普段から正しい知識を学んでおくことは、自分の大切な人を守ることでもあります。次回は、人工呼吸や心臓マッサージなどの心肺蘇生法について紹介します。


※紹介した方法は一般の方でも可能な処置方法ですが、機会があれば講習を受けることをオススメします。


参考文献
「緊急蘇生法の指針 2005」<医療従事者用>
監修/日本救急医療財団心肺蘇生法委員会
編著/日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会


(桜まゆみ+プレスラボ)



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