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54話 物思い


去年まではお正月が開けて業務が始まっても
ペースの乱れなんてなかった。初日に緩んでも、
2日目からは、ちゃんと仕事ができたのに。
今年はダメ。
気がつくと同窓生を思い出している。

幹事をしていたから、古い友人たちとは、
気が散ったり、時間が足りなかったりで、
あまりじっくりとは話せなかったけど。

でも例えばクラスの同じグループで、
いつも一緒にお弁当を食べていた、友人2人は、
そろってベビーカーに赤ちゃんを乗せて、
同窓会に顔を出した。
年賀状で知っていたけれど、かつての友人が、
赤ちゃんを抱いている姿は、かなりの衝撃!

それも壇上で人が話す時には子連れで別室に行き、
(もう一部屋とったのは大正解だった)、
会の最中は赤ちゃんを抱きながら、料理を食べ、
終了の30分前には、子どもが泣くと帰って行った。
むかしなら、とても出来ないことを、
むかしと同じ笑顔で、淡々とこなす友人たち。
すごいなと思いつつ、真似したいとは思えない。
わたしは本当に、結婚がしたいのかしら。
思い返すたびに、心がざわついていく。
山際さくら(27)
食品メーカーで一般職勤務。がんばり屋でしっかり者。
美浜 杏(27)
さくらの高校時代の友人で、損害保険会社に勤務。
橋場健斗(31)
製薬会社に営業職で勤めている。仕事にとても積極的。
坂崎 新(27)
さくらの高校時代の同級生で、地元の航空会社に勤務。
朋納寧々(23)
さくらの会社の後輩。かわいい外見の上、親が裕福なお嬢様。

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