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52話 思いがけない告白


坂崎くんは事情をわかっていて、
荒んだ暮らしの元彼から、守ってくれたんだ。
「ありがとう。どうなるかと思った」
「役に立てたんなら、よかったよ」

それから坂崎くんとわたしは、会の終わりに、
壇上から声をかけ、みんなを二次会へ誘導した。
ロビーでクラスごとに人数を数え、
次の会場に電話をかけてバスを出してもらうなど、
やることは多くて、目まぐるしい。
でも、以前幹事をやった人や有志の人、
それに坂崎くんやわたしの友人の好意で、
あっという間に終えることができた。

その後の二次会も、みんなの助けがあって、
幹事をしながらも、大いに楽しむことができた。

翌日。坂崎くんとわたしは会場の清算と、
会費の帳簿つけに、再びホテルで顔を合わせた。

「今回は、急に幹事を引き受けてくれて、
本当にありがとうね。おかげですごく助かったよ」
「いいのよ、同窓生なんだから。
それにこういう役割、なぜかよく回ってくるし」
「あの頃からそうだったよね。白状すると、
ぼく高校の頃ずっと、山際さんが好きだったんだ」
山際さくら(27)
食品メーカーで一般職勤務。がんばり屋でしっかり者。
美浜 杏(27)
さくらの高校時代の友人で、損害保険会社に勤務。
橋場健斗(31)
製薬会社に営業職で勤めている。仕事にとても積極的。
坂崎 新(27)
さくらの高校時代の同級生で、地元の航空会社に勤務。
朋納寧々(23)
さくらの会社の後輩。かわいい外見の上、親が裕福なお嬢様。

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