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49話 同窓会


「きゃーっ、ひさしぶり。元気だった?」
会場のあちこちで、女子の高い声が響く。
1月3日12時10分。同窓会開始の20分前。
会場を開けて10分で、かなりの人が集まった。
新春だけあって、着物の人も多い。
パーティ用ドレスの人も、ポツポツ見かける。
会場に人が増えるにつれて、雰囲気が華やいでいった。

わたしと坂崎くんは受付で人のチェックをしていた。
「順調に人が集まっているね」
「意外に、みんな時間通りに来ている感じ」
「でもこうやって高校のクラス名簿を見ていくと、
本当になつかしい感じするよね」
「たしかに」
受付の名簿の並び順も、ちゃんと覚えていた。
その文字列を見ているだけでも、あの当時を思い出す。

思わず指でたどってみると、
その中に、一際心に止まった名前があった。
彼の、宮崎元哉のところで、指が止まりそうになる。

高校当時、付き合っていた人の名前だ。
ルックスがよくてスポーツができて、
少し不良っぽい彼は、多くの女子の憧れだった。
結局短い付き合いになった彼だけれど、
今はいったい、どんな男性になっているのだろう。
山際さくら(27)
食品メーカーで一般職勤務。がんばり屋でしっかり者。
美浜 杏(27)
さくらの高校時代の友人で、損害保険会社に勤務。
橋場健斗(31)
製薬会社に営業職で勤めている。仕事にとても積極的。
坂崎 新(27)
さくらの高校時代の同級生で、地元の航空会社に勤務。
朋納寧々(23)
さくらの会社の後輩。かわいい外見の上、親が裕福なお嬢様。

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