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17話 有能な同窓生


「お久しぶり。今日は来てくれてありがとう」
「ううん、わたしこそ、
帰省ぎりぎりの時間に、ごめんなさいね」

ほぼ10年ぶりに出会った坂崎くんは、
美形と呼べる顔立ちではなかったけれど、
明るくやさしそうな中にも、男性的で、
骨太な雰囲気もあり、なかなか感じがよかった。

「なんか昔より、明るくて感じよくなったね」
「山際さんは、昔とぜんぜん変わってないよ」
それって若いってこと? それとも進歩のない感じ?
聞いてみたかったけれど、勇気がない。

「で、時間があまりないんで、表を作ってきた。
故郷にいるぼくがやることは上の欄で、 
東京にいる山際さんがやることは下の欄。
ここでざっと見て、できないことってある?」

わたしのやることは、主に東京に出てきている、
同窓生へ先生への連絡や、記念品の企画だった。
「今のところ大丈夫。故郷に帰って、
一緒に会場の下見をするのが一番大変かも」

話をしながら、坂崎くん、仕事できそうな人だな、
と10年ぶりに出会った同窓生を見直していた。
山際さくら(27)
食品メーカーで一般職勤務。がんばり屋でしっかり者。
美浜 杏(27)
さくらの高校時代の友人で、損害保険会社に勤務。
橋場健斗(31)
製薬会社に営業職で勤めている。仕事にとても積極的。
坂崎 新(27)
さくらの高校時代の同級生で、地元の航空会社に勤務。
朋納寧々(23)
さくらの会社の後輩。かわいい外見の上、親が裕福なお嬢様。

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