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12話 休日の選択


同窓会の幹事の打ち合わせ……携帯を眺めて、
わたしは大きなため息をついた。
橋場さんと映画に行く話は、断るとたぶん次はない。

それに来週打ち合わせを、という坂崎くんの話は、
いかにも急で、強引過ぎる。
よし、とまた深く息を吐くと、坂崎くんには
「日曜日の午後なら空いています」と返事をした。

本当はあまり行きたくはないが、
でも打ち合わせを引き延ばして、
この先、不安な気持ちで幹事をするのもよくない。
悪い選択ではないはずだ。

そんな休日の翌月曜日。
会社の入り口で、寧々ちゃんを発見した。

「おはよう! 土曜日はありがとうね」
「おはようございます。
こちらこそ、来ていただいて助かりました」
「寧々ちゃん、月曜の朝からすっごくうれしそう。
なんか、いいコトあったの?」
「うふふふふふふふ、秘密です」

そんな彼女に「実はわたしも秘密があるの」と、
心の中で囁いた。もちろん微笑むだけで何も言わない。
山際さくら(27)
食品メーカーで一般職勤務。がんばり屋でしっかり者。
美浜 杏(27)
さくらの高校時代の友人で、損害保険会社に勤務。
橋場健斗(31)
製薬会社に営業職で勤めている。仕事にとても積極的。
坂崎 新(27)
さくらの高校時代の同級生で、地元の航空会社に勤務。
朋納寧々(23)
さくらの会社の後輩。かわいい外見の上、親が裕福なお嬢様。

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