お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

ありのままを受け止めて-5

そして翌日の社員食堂、いつも通りの日替わり麺、
今日はうどんをすすっていると、頭の上から声がした。
「昨日の意見書はどうでした?」

顔を上げてみると、糀谷さんが笑っていた。
いや、彼の顔は覚えていないのだが、
首から下がった入館証に、大きな字で書いてあった。

「おかげさまで、本当に助かりました」
「それはよかった」
確かに柳さんの言うとおり、糀谷さんは美形だった。

「で、申し訳ないんですけど……今後も良かったら、
ご意見いただけますか。スーパーバイザーの方なら、
お店の声も直に聞いてらっしゃると思うので」

相手も忙しいし、評価にならない努力だし、
ずうずうしいと思ったが、思い切って頼んでみた。

「いいですよ!
また明日もこの社員食堂で、話しましょう」
「お忙しいのに、申し訳ありません。
最終的な企画書には、糀谷さんの名前も載せますね」

「いや、いいっすよ。軽いノリでいきましょう」
そういった糀谷さんの笑顔は、確かにステキだった。

お役立ち情報[PR]