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わたしってイタい女?-7

久城さんのことは、意識しないでおこう……
そう思っていても障害はあちこちにある。
たとえば、アルバイトの住田さんたちの噂話。

 

 

 

 

「久城さんって、いつもむやみに明るいよね」
「うん。営業だからっていっても、ちょっと作りすぎ?」
お客さんの途切れた間、レジにならんだふたりは、
クスクスと忍び笑いをもらしている。
「ああいう人に限って、休みは家に籠もって、
ゲーム三昧だったりして」
「やだー。でもメイド喫茶とかいってそう」
「オムライスにケチャップで名前書いてもらったり?」
ふたりは「ヤダー」と、腕を突っつき合って笑ってる。
わたしは内心、ちょっとムッとした。
「すみません、住田さんと江田さんは、
棚の整理をお願いしますね」
「はーい」と元気な返事を返してから、
ふたりは売り場に散っていく。

でももし久城さんが、本当にオタクだったらどうしよう。
休みは自室でカーテンも開けず、
暗い部屋でゲーム三昧だったりしたら。
……ああもうヤメヤメ、そんな妄想。
何の根拠もないのに、バカみたい。

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