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わたしってイタい女?-1

彼の乗ったバンが店の裏口に横付けされると、
わたしは息を弾ませそばまで駆けつけた。
「久城さん、待ってたんですよ」
「道が混んでしまって……申し訳ありません!」

そんな話をしつつ、ふたりは早足でバンの後ろに回り、
台車に商品を積み上げて、検品する。
勤めているドラッグストアの裏口で、
毎日幾度も繰り広げられるおなじみの光景だ。
今、納入されているのは、栄養ドリンク。
それもイケメン俳優のTVCM導入で、
瞬く間に売り上げが3割り増しの人気商品だ。 「で、立花流里さん」
わたしはドキッとして振り返る。
このドリンクメーカーの久城さんは、
なぜかわたしのことを、フルネームで呼ぶのだ。

 

 

 

 


「お急ぎのところ、すみません。
今回つくポップですが、組み立てが特殊なんで、
ちょっと見ていただけませんか」

「え、これからタイムサービスなんですよ。
困ったな……」

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