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もう、まいったな-2

先月、山へドライブに行った時こんなじゃなかった。

「美晴、次のカーブの後だからな。
よく見ておけよ。ほら、もうすぐだから!」
「わかったわかった、見るってば」

たしかに次の瞬間、車が右に曲がると、
峡谷が大きく開けて、はるか下に流れる川と、
滝のような藤の花が、山肌を埋め尽くすのが見えた。 「すっごい、きれい!」
「な、な、すごかったろう? これが見せたくてさ」

山頂の公園でお弁当を食べた時も、うるさいうるさい。
「オレさあ、このお弁当の卵焼きって好きなんだよ。
この焼き加減は、超好み。うまいうまい」
「ありがとう……でも、5回も同じこといわなくていい」

なんて、万事がこの調子。
人懐っこすぎる大型犬といるみたいで、
楽しいけれど、少し疲れた。

でもわたしも、運転もすべて浩一まかせなのに、
レンタカー代もガソリン代も払わなかったし。
マメに笑顔を見せるとか、女子的サービスもテキトーで。
もしかして急に「なにやってるんだろう、オレ」とか
気持ちが冷めたりしてないよね。

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