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男女の本音 働き方

浅草で人力車を引く、働く女子! 女性の車夫のお仕事って?

浅草に、人力車を引く女性の車夫がいる! 人力車をはじめ、日本の伝統芸能各種演芸も提供している「時代屋」で車夫を務める俥舞(くるま・まい)さん(本名:三浦妹さん/27歳)は、車夫歴3年。小柄でパワフルな雰囲気を持ち、まさに「ちゃきちゃき」という言葉が似合う女性です。そんな舞さんに、人力車を引く「車夫」の仕事についてお話をうかがいました。



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――人力車と聞くと、筋肉質の男性が汗を流して引いているイメージがあります。舞さんがこの仕事に惹かれた理由はなんですか?


俥さん:以前、ジムでトレーナーとして働いていたので、もともと体力とコミュニケーションには自信があったんです。この仕事をはじめたのも、体の動くうちは体力勝負の仕事がしたいと思っていたからです。見るからに体力仕事ですもんね。


――女性の体力では、大変なのではないかと思ってしまいます。


俥さん:体力にはそれぞれの人の限界がありますよね。私は「もう限界」と自分で決めてしまうことが嫌いなんです。ジムで働いていたときもよく鍛えていたのですが、「もう限界」と頭で考えず、どこまでも自分を追い込んでいました。どMなんです(笑)。だから体力以上に精神力が強いのだと思います。この仕事をはじめてさらに強くなりましたね。


――まわりの男性車夫と比べて、差を感じることはありますか?


俥さん:最初のころは特に感じました。たとえば、人力車の定員は大人2人までなので、お客さんが4人だった場合は2つの人力車を使います。そうなると、男性車夫の後ろについていく形になるのですが、どんどん引き離されていました(笑)。けれど、今はもう慣れました。まわりの扱いも男女関係ないので、女性だからどうこう、ということはありません。研修ですでにバテてしまう男性を見たときは「私のほうが根性あるなぁ」なんて思うこともありますね(笑)。


――まさに男性顔負けですね。では逆に、このお仕事で女性の強みだと感じることはありますか?


俥さん:ひとりで観光をしている男性のお客さんが乗ってくれることでしょうか。男性車夫と2人きりになるよりも返って気楽なのかもしれません。同じように、男性車夫は女性のお客さんを乗せることが多いですね。あとは、カップルのお客さんも喜んでくれますね。


――ちなみに、気になるお給料は……。


俥さん:はじめは時給制から。そこから一定の売上げがあってフレックス制に昇格すると歩合制になります。人それぞれなので一概には言えないのですが、私は現在3年目、歩合制でだいたい月25~50万円くらいとけっこう変動があります。売上げが上がるのはお正月やゴールデンウィークの時期。この時期は大忙しなので、夜8時くらいまでずっと走りまわっていますね。さすがにへとへとになります(笑)。


――お仕事をしていて、落ち込んでしまうことはありますか?


俥さん:そうですね。声をかけて素通りされてしまうことだってもちろんありますし、それで落ち込むこともあります(笑)。なかなかお客さんにご乗車いただけない日は、調子がよかった日の自分の表情や声の出し方、姿勢を思い出してそのように動くようにします。やっぱりお客さんに振られるとだんだん背中も丸くなってしまうので、そういうときこそ笑顔や姿勢をきちんとしようと思います。そうすると、不思議とまたお客さんが乗ってくれたりするんですよね。


――最後に、このお仕事のやりがいはなんですか? 


俥さん:ひとつは、やった分だけお金がもらえること。ちょっと下世話かもしれませんが、モチベーションに繋がるのでこれも大切な要素だと思っています。もうひとつは、お客さんとの出会い。以前、親子連れのお客さんで、七五三のときに乗ってくれた男の子がいて、次の年にまた来てくれたんです。、「お姉さん、去年も今年も乗せてくれてありがとう」と言って、自分のおこづかいをためて買ったお守りをくれて……。あのときは心底うれしかったですね。


――人力車と車夫は、乗る人に素敵な思い出を作ってくれるのですね。今日はありがとうございました!


最後に人力車を引かせてもらったのですが、人が乗っていないときは意外と軽くてびっくり! しかし、「人を乗せたときは、その責任を考えると一気に重みを感じる」と笑う舞さん。浅草を軽やかに走りゆく舞さんは、たくましさと華やかな笑顔でがんばる「働く女子」でした!


時代屋公式サイト
http://www.jidaiya.biz/


(栗林弥恵/プレスラボ)



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