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84.プロポーズ

杉山さんはケアンズの大学に准教授として招かれることになったらしい。
彼が続けてきたイルカの研究論文が認められ、独自の研究室を持たせてもらえるとのことだ。
「おめでとうございます」
瑞希はそれだけ言うのがやっとだった。短くても5年は帰ってこないようだ。
もしかしたら、永住もありえるとのことだ。一ヵ月後には出発してしまう。
また、お別れだ。今度は沖縄のときとは違って快く送り出してあげたい、やはり自分と杉山さんは縁がなかったのだと瑞希は自分に言い聞かせる。
しかし、杉山さんから発せられた言葉に瑞希は身震いした。
「一緒にケアンズに来てくれないか?」


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