お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

77.シャワーヘッド

翌朝、出勤前に哲平が定期券を取りに来た。
昨晩と同じメガネ姿の哲平だ。
あれから雨の中を帰って行ったはずだ。せめて傘ぐらい貸してあげればよかった。
昨晩、言おうと思っていた「スパゲッティ、美味しかった」というセリフはもう出てこなかった。
さらにコンタクトも洗面所に忘れていったらしい。それほど哲平も慌てて、瑞希の家を出て行ったのか・・・というより追い出したのは自分だ。
哲平の心境を察すると、瑞希は少し、後ろめたくなる。

しかし、コンタクトを取りに洗面所に行った哲平がバスルームのシャワーヘッドが高い位置にかかっているのを見つけたことに瑞希は気づいていなかった。


お役立ち情報[PR]