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75.忘れ物

そのとき、哲平の忘れ物に気づく。定期入れだ。思わず中を見ると瑞希と一緒に撮った写真。一昨年、サイクリングに行ったときのものだ。そう言えば、あれ以来、まともなデートもしていなければ、二人で写真も撮っていないんだ・・・と気づく。
定期券がなくてはさすがにかわいそうだ。スパゲッティのお礼に届けてあげよう。
そしてここ数年に食べた中で最高に美味しいスパゲッティだよと言ってあげようと玄関に向ったときだ。ピンポーンとチャイムの音。
哲平、自分で取りに戻って来たんだ。
「哲平、定期券でしょ?」
と勢いよく瑞希は扉を開けた。


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