お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

61.父からの電話

なんと母が腰を痛めて農園に出られないらしい。しばらく安静も必要だし、治ってからも今までどおり、農園に出られるとは限らないようだ。8月の終わりからは収穫も始まる。重いりんごを運ぶのはもう難しいのでは、と医者にも宣告されたとのことだ。
「瑞希、こっちさ、帰って来へんか?」
近所の酒屋の正志がどうやら瑞希に気があるみたいだなどとあおってくる。正志は次男だから、農園を手伝えると、父は電話の向こうで昂ぶっている。
瑞希は正志のことはともかく、母のことは気になった。そしてもちろん農園のことも・・・
せめてお金ぐらい送らなくてはいけないな〜とぼんやり考えていた。


お役立ち情報[PR]