お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

60.父からの電話

杉山さんとのデートから戻った瑞希はその晩、何度もこの日の出来事を頭の中で反芻していた。杉山さんに抱きしめられた時の手のぬくもり、胸の感触、ライムの香り。そして最後の杉山さんの言葉。どれをとっても今の瑞希には刺激的すぎた。
哲平には申し訳ないが、この時、彼の居場所は瑞希の心の隅にさえなかったと言える。
そんな時、バッグの奥深くから響く携帯の着信音で我に返る。ドキッ!まさか、杉山さん?
慌ててバッグから電話を取り出す。表示画面には“実家”と出ていた。
父からだった。


お役立ち情報[PR]