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55.柿の種とプライド

そんな折、再び、瑞希は杉山さんからの誘いを受けた。杉山さんとも誕生日以来だ。
しかし、もちろん哲平とのケンカを杉山さんは知らない。
「千葉でイルカの調教を見せてもらえるんだけど、一緒に行かない?」
杉山さんに会えるということより、イルカの調教にも興味があったので、すぐに瑞希はOKを出した。あまり哲平に対する罪悪感はなかった。瑞希の中で杉山さんではなく、イルカが目的なのだと誰に言うわけでもないのに口実を考えていた。それに、まだ亜佐美という幼馴染の女性についても解決していない。本当は一番に処理しなくてはならない問題なのに嫉妬心を露にするようで瑞希の様々なプライドが邪魔をしていた。


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