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53.プリマヴェーラ

オフィスのおそうじのおばさんが毎日、ゴミ箱の回収に各机を回るときもエリだけはどんなに忙しくてもキーボードを打つ手を止め、目をPCの画面から外し
「いつもありがとうございます」
とニコッと声をかけている姿を瑞希はいつも見ている。

時々、管理人室にも旅行のお土産などを差し入れているようだ。
一粒、150円以上もする高価なチョコレートだと、失礼ながら、そのおばさんたちが知っているかどうかもわからないが、エリは関係ないようだ。
そしてその見返りも求めていないところにエリの人としての品の良さを瑞希は感じている。


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